源へ。
- Naomi - Ālokaḥ
- 2018年2月21日
- 読了時間: 1分







今帰仁の森。
ひとり、私は、こんな場所に来てまで、
頭の中で、言葉を使ってこの森を表現しようとしていた。
木々が何を伝えようとしているか知ろうとした。
写真を撮り終えると、そんな行為はただ邪魔になるだけだとわかった。
大きく息を吐いて、自身の内にある大いなるものへと沈み込んでゆく。
源へ。
そこにあるのは、静寂。
鳥の声、風の音は、もはや、鳥の声でなく風の音でもない。
豊穣。
そう、やがてはそこへと 溶け入ってゆくのだ。
やすらかに。

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